習癖

言葉を発する時やものを食べている時、舌は色々な動きをし、歯を触っています。
ところが、何もしていない安静時にまで舌で歯を触るような癖がある場合や、唇の力が弱い場合には、バランスが崩れて不正咬合になる原因となってしまいます。
普段口を開けて呼吸をしていたり、舌で歯を触っていたり、飲み込む時に舌で歯を押してしまうのはよくない癖(悪習癖)です。成長発育により咬合・発音・顎骨の形態に影響を与えるため、早期指導や治療が必要になるのです。『オートクレーブ

舌癖のチェック

舌を出すという動作は乳幼児期には通常行っており、だんだん減っていきます。
6歳前後から永久歯の萌出が始まり、口唇や顔面機能が発達してきます。
運動機能や知的面での発育も見られ、正常な咀嚼(噛む)・嚥下(飲み込む)・舌の安静位(スポットと呼ばれる、上顎の舌をおいておくべき位置)を獲得していきます。この時期を過ぎても舌を出す動作(舌癖)が引き続き起こっている場合は注意し、改善していく必要があります。

主な舌癖のチェック項目を以下に挙げます。『マイクロスコープ

口を開けて物を食べる。
食べ方が早い。
食べこぼしが多い。
一度にたくさんほおばる。
食事中、お茶やお水などの水分を多く取る。(噛まずに流しこむ)
あまりよく噛んでいない。
硬い食べ物を食べない。
食べ方が遅い。
舌を出して食べ物をむかえにいく。